報告 2024年05月26日更新

【レポート】第27回公開ミーティングを行いました


今回は、高校生から社会人まで、4名の若い世代の方々が参加してくれました。

 

最初、話題の中心となったのが、「個性って何だろう?」「自分らしさって、何だろう?」といったことでした。

「面接の練習の時に、先生から『自分の強みを言ってみて』って言われたことがありました。それから、『自分らしさって何だろう?』『個性って、何だろう?』って考えたことがあるんです。でも、『自分の強み』とか『個性』って言われても、『う~ん』ってなってしまう。」

 

「周りから『個性的だね』って言われると、『それは、どういう意味で言っているんだろう?』って悩んでしまうことがあります。」

 

「それってどういうこと?」

 

「『面白いね!』って意味なのかもしれないし、『周りと、ちょっと違うね』って意味かもしれない。状況によって『個性的だね』の意味合いも変わってくる。」

 

「『個性的だね』と似ている言葉に、『新しいね!』っていう言い方もあって・・・」

 

そこから、枝分かれをするように、「個性」と「特性」の違いについての対話が、自然と始まっていきます。語られた言葉に触発されるように、別の言葉が促されていきます。

 

「『特性』という言葉は、ふだんはあまり使いません。でも、相手と距離をとりつつも、相手をあるがままに受け止めようとするときに、使う言葉なのかもしれないですね。」

 

「小さいころの自分は、『あるがままに自分』を出せていたと思います。」

 

「あるがままの、自分ですか?」

 

「そうです。秘密基地を作って遊んだこともあって。秘密基地に入るための、合い言葉を決めたり。でも、だんだん大きくなってくると恥ずかしくなって、秘密基地は作れなくなる。でも、小さい頃は、やりたいことがあったら、『やりたい!』って気持ちで行動できてた。」

 

そこから、「子ども(特に幼い頃ころ)」と「大人」の違いについて、話が展開していきます。

 

「小さいころは思ったことをすぐに行動に移すことができていた。」

 

「でも、私は2~3歳の子と接しているけれど、小さい子であっても、周りの面倒を見ることもあるし、意地悪をすることもある。周りのことをとても気にして生きているよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「だから、だんだんと大きくなるにつれて、より周りからどう見られているのかを、気にするようになるんじゃないかな。」

 

今回は「個性」や「自分らしさ」についての対話が、次第に「子どもと大人」へと展開していく時間となりました。

そして、最後に参加者の一人が

「同年代で集まって、このように話すことができる場所と時間は本当に貴重です。」

と語ってくれたことが、とても印象に残っています。この社会には、若い人たちの声が響き合うスペースがまだまだ足りないのかもしれません。

 

次回のテーマの候補は

○「性別・役割」

○「~らしさ」

○「ケンカはしない方がいいのか?」

です。

これを読んだ10代のみなさんへ。ぜひ、イベントをのぞいてみてくださいね。


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