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今年度メディアテークでおこなわれている取り組みの一覧です

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プロジェクトリスト | バリアフリー・デザイン

2019年10月16日更新 報告 【報告】バリアフリー上映制作講座2019、音声解説制作講座

せんだいメディアテークが2001年に開館してから現在まで継続している事業に「バリアフリー上映」があります。
今年度、「バリアフリー上映」に付く音声解説と日本語字幕の制作に必要な知識を学ぶ「バリアフリー上映制作講座2019」を開催しました。
ここでは、6月から8月初めまで、全8回にわたって行われた「音声解説制作講座」の様子をご紹介します。

そもそも「音声解説」とは、目の不自由な方が映画を楽しめるよう、画面に映る人物の動きや、風景などを音声で解説するものです。
★さらに詳しく知りたい方はこちら⇒せんだいメディアテークのバリアフリー上映とは

メディアテークの音声解説の制作工程は、大きく4つに分けられます。
 ①解説原稿の作成
 ②解説の読み上げと録音
 ③音声データの編集
 ④上映当日解説を流す
今回の講座では、①と②に必要な知識や技術を学びます。

講座前半の第1回~第3回は、解説の読み上げに必要となる発声の基本を学ぶ「朗読講座」、後半の第4回~第8回は、制作の基本となる解説原稿の作り方と、解説音声を録音する方法を学ぶ「実践講座」を行いました。

【前半:朗読講座(全3回)】
朗読講座の講師は、矢野加代子氏(元東北放送アナウンサー、フリーアナウンサー)です。

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口の開け方、姿勢など発声の基本に始まり、滑舌、アクセント、イントネーション、息継ぎのタイミングなど、練習文を読みながら正しく読む技術を身に着けました。
正しく読むことも大事ですが、矢野先生が講座全体を通して掲げた目標は「AIに勝つ読みをすること」「心を読めて読むこと」です。
「言葉の意味を理解して読むこと」「人間味のある読みをすること」を意識して、相手に伝わる読みとはどういうものかを学びました。

【後半:実践講座(全5回)】
実践講座の講師は、現役で活躍しているボランティアメンバーです。

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第4・5回は、制作過程で最も大事な「解説原稿づくり」を学びます。実際に映画のワンシーンの解説原稿を書いてみます。

解説はセリフとセリフの間に入れるため、たくさん入れられるわけではありません。人物の表情や服装、時間帯、背景となる場所の情報など...説明したいことはたくさんあります。ストーリーに重要な情報を取捨選択することが大切なポイントで、難しいところでもあります。

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講座も後半になりました。第6・7回は、デジタル録音機「DR1」の操作を学びます。

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この機械一台で、録音・修正・編集ができる優れモノ!
「朗読講座」で学んだことを思い出しながら、マイクに向かって練習文を読み入れて、操作を覚えていきます。

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録音した後に「読み飛ばしてしまった!」「間違えて読んでしまった!」ときも大丈夫。初めから録音し直す必要はありません。指定した箇所に追加で音声を挿入したり、指定した範囲を新しい音声に差し替えることもできます。

そして、いよいよ最終日の第8回。第4・5回の講座で制作した解説文の発表会を行いました。

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少し緊張しつつも、映像に合わせて初めて作った解説文を堂々と発表しました。最後に先輩方からアドバイスをもらい、全8回の講座が終了しました。

今回の講座で制作方法を学んだ受講者は、12月に開催するバリアフリー上映の音声解説制作に挑戦しています。
本講座の受講者にとっては初舞台となる上映会です。多くの方にご覧いただくために、日々制作に務めています。

12月上映会の詳細はこちら⇒12月バリアフリー上映「パンドラの匣」

★バリアフリー上映の音声解説・日本語字幕を作ってみたい、活動に参加してみたい!方へ
次回のバリアフリー上映制作講座は、2020年6月開講を予定しております。5月ごろからウェブサイトで募集を始める予定です。お問合せ、ご応募お待ちしております!

問合せ・申込先

せんだいメディアテーク 企画・活動支援室
〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
tel : 022-713-4483  fax : 022-713-4482
mail : office@smt.city.sendai.jp
(担当:髙橋)