報告 2018年11月14日更新

細倉を記録した寺崎英子の写真アーカイブ:7回活動レポート


カラーネガフィルムのスキャンが終了してから約2ヶ月後、「細倉を記録した寺崎英子のまなざし展(カラー編)」開催に向けた作業として11月8、9日にスキャンした写真データのプリント作業などを行いました。

P1020781.JPG

色合いなどの微調整をしながらのプリント作業で、ほとんどのサイズは2Lです。印刷枚数は、約200枚ですが、時にはプリンターの機嫌があまり良くなく、なかなか思うように作業が進まなかった時もありました。しかし、いざプリントを始めてみると約30年前のネガとは思えないほど色鮮やかなプリントが出てきたのには正直驚きの感でした。

P1020782.JPGのサムネイル画像

1980年代から細倉の人物・植物・解体される住宅・親族を撮影したものなど多種多様な被写体に眼を向け、果敢に動き回りファインダーを通してシャッターを切っていた寺崎英子さんのまなざしがプリントを通して甦って来ます。モノクロフィルムで246本余を遺し、かつカラーフィルムも140本ほどあります。 撮影の源点となったものはやはり細倉鉱山の閉山が大きな要因だったことがこの写真を通して改めて理解できることと思います。 

このプリントの作業が終了するとまもなく「細倉を記録した寺崎英子のまなざし展(カラー編)」(詳細はこちら)が始まります。彼女が撮影した1コマ1コマの貴重な写真を、地元の人たちは勿論、是非とも多くの人達に見ていただきたいと思います。 

 
                        文・柴崎 春俊
                     活動日:2018年11月 9日


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