イベント 2023年12月28日更新

耳をすまして声をうけつぐ―「民話 声の図書室」の11年


12年前の大地震大津波のあと、その日の記憶を語る声をうけつぐ場から、「民話 声の図書室」が生まれました。その母体である〈みやぎ民話の会〉はそれまで、山や里、浜辺を歩き、そこで語られる話に耳をすまして、生きた語りの声を多くのみなさんに手わたしていこうと、記録し続けてきました。本展では、はからずも出会ったみやぎ民話の会とメディアテークが手をたずさえて「民話 声の図書室」として制作してきた民話のDVDやCD、これまでの展示、「民話ゆうわ座」の記録を紹介し、11年のあゆみを見ていただきます。


〔日時・場所など〕

2024年2月1日(木)ー2月29日(木) 9:00ー22:00 ※最終日は17:00まで

休館日:2月22日(木)

せんだいメディアテーク7f ラウンジにて

入場無料

チラシ.pdf

 

 

〔関連イベント〕

考えるテーブル「丸森の民話を聞く 語る」

2月12日(月・祝)14:0015:30 7fスタジオaにて 参加無料

ゲスト:鈴木悦郎(語り手)

 ほんとうにあった不思議な話がいきづく宮城県伊具郡丸森町。鈴木悦郎さんは、その里で生まれ、くらしの中で語られる話を聞いて育ちました。神楽を舞い、村の歴史やくらしの面白さを味わうなかで、やがて聞き覚えた話をみずから語るようになりました。そんな悦郎さんをお招きして、丸森の里のくらしとその中で生きてきた話を、じっくりとお聞きします。

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鈴木悦郎(すずき えつろう)
1947年宮城県伊具郡丸森町大内に生まれる。幼い頃は本家の「おばやん」(鈴木智恵さん・1905年生)から昔話を聞くとともに、祖父と近所の古老が炉端で語り合う昔話を聞いて育つ。近年は社会教育主事として町の文化行政にたずさわるかたわら、町内の古老を訪ねては年中行事などの伝承を聞き歩く。地域に根ざした伝説や新しい時代に生まれた現代民話なども語り、豊富な知識を生かして町の案内役としても活躍している。

 

 

考えるテーブル 「小さなゆうわ座―声をきく みる はなす―」 

2月23日(金・祝)14:0016:00 7f スタジオaにて 参加無料

「民話 声の図書室」では、民話語りのDVD・CDを、毎年一つ二つと作ってきました。そのたくさんの記録の中から、いくつかの語りの声を聞き、語り手と語りの場の姿を見て、感じ考えたことを、参加されるみなさんと自由に楽しく話しあいたいと思います。

 

 

〔問い合わせ先〕

せんだいメディアテーク 企画・活動支援室 980-0821仙台市青葉区春日町2-1

tel 022-713-4483 fax 022-713-4482 email office@smt.city.sendai.jp

web https://www.smt.jp/projects/

 

主催:みやぎ民話の会「民話 声の図書室」プロジェクトチーム/せんだいメディアテーク

助成:一般財団法人 地域創造


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