報告 2020年06月16日更新

ツアー「花壇を歩く」を開催しました【レポート】


2020年111日(土)〜314日(土)せんだいメディアテーク7階ラウンジで開催した展覧会「KADAN Bridge / いろとりどりの掛け違い」関連イベントの一つとして、ツアー「花壇を歩く」 を開催。冬の広瀬川を眺めながら、ぐるりと花壇地区を歩きました。

日時・202022日(日) 14:0016:00
コース・ギャラリーターンアラウンド(集合場所)~大橋下流域~銭形不動尊~早坂淵~花壇自動車学校奥の河原~堤防の上~花壇公団周辺~のりっぱ~まちなか農園藤坂~ギャラリーターンアラウンド(ゴール)
参加人数・22

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この日ご参加いただいた方は、ご近所に住む方、最近近所に引っ越してきて当日にメディアテークで展示を見た方、探検・お散歩好きな方、ギャラリーターンアラウンドの常連さんなどなど、予想を超える多くの方にお集まりいただきました。
先導役は花壇地区住民歴10年の隊員Yが務めました。説明をするガイドというよりは、普段見続けている場所にお連れし、みんなで散歩する気分で歩きました。

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冬の河川敷は、夏に比べ水際の草が枯れ、奥の方まで散策がしやすいという特徴があります。また、降雨量が少なく川の水量も少ないので、石がゴロゴロしている上を歩くことができる範囲も広めです。
花壇自動車学校の奥の方に進み、経ケ峯の断崖絶壁や、流れ着く石などを眺め、亜炭のかけらや動物の足跡を発見し、登ったり下ったり。街に近い場所でも、徐々にどこか自然奥深い場所に入り込み、探検しているような気分になってきたような。
「ココ行っていいの?」「普通の靴を履いてきてしまって限界です。でも、こんな段差を登ったの初めて!」と、自分の領域を越えているような反応が聞こえてきました。

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歩いていると、ずっとこの地区に住む参加者の方が、「この辺まで昔は川だった。だから大雨が降ると水が溜まりやすい。」「昔はここに階段があって、河原に降りてよく遊んだ。」「凍った川でスケートをした」「川で泳いだ」「あの大きな石は、昔の豪雨で崖から崩れて落ちてきたもの。昔はもっと大きかった。」というようなことも教えてくれました。
そんなこんなで、花壇地区周辺というそれほど広くないエリアのなかを、展示写真の定点観測スポットや穴の発見スポットを含む、およそ2km、2時間でお散歩し終えました。

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同じ場所でも、季節、時間帯によって、気付くことが変わります。その土地の地面の高低差、動植物の気配なども楽しみながら、是非みなさんも住み慣れた場所のお散歩してみてはいかがでしょうか。花壇地区のお散歩も、もちろんおすすめです。

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(報告・隊員Y

(参考:【展示記録】展覧会 KADAN Bridge / いろとりどりの掛け違い )


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