7月30日（日）にユースてつがくカフェ公開ミーティングを開催しました。新型コロナウィルスの感染拡大により、全国の小中高学校で休校措置が実施されたことをきっかけにユースてつがくカフェもお休みをしておりましたが、約３年半ぶりに再開しました。

随分と久しぶりなので、何人が来てくれるのだろう・・・というスタッフの心配をよそに、当日は５人の方々が参加してくれました！

　今回のテーマは「勉強」です。この場に集ったみんなで話し合って決めました。

　「強制されてする勉強は面白くないけれど、自分が興味を持って行う〈学び〉は楽しい。」

　「うんうん、そうだよね。」

　「自分も、同じことを思っていて、〈勉強〉と違って〈学び〉は・・・」

という発言が出てきたときは、はっといたしました。というのも、ファシリテーターをつとめた私が言葉の交通整理をしないうちに、自分たちで〈勉強〉と〈学び〉の意味を分けながら考えていく雰囲気が自然と生まれていたからです。
　いつも思うことですが(「いつも」といいながら、約３年半ぶりのことですが)、10代の人たちが、言葉が生まれている状況をきちんととらえて対話をしていることに、すごいな・・・とうならされました。

　「考えるという行為は、一人だけれど、一人じゃない。もう一人の自分と、話をしているような気持ち。」

　「それって、自分を『客観的』に見るということ？」

　といった流れにも、はっとさせられました。たとえ一人で考えていたとしても、それは、自分の中のもう一人の自分と、一緒に考えているようなものかもしれない。客観的とはそもそもどういうことなんだろう・・・？といったことが語られていきました。

　最後に、次回ユースてつがくカフェで話し合ってみたいテーマの候補を次のようにあげていきました。

・いつ大人になれる？

・人とAIのちがい

・好きとは？

・優しさと正しさはどっちを優先をすべき？

・同時に2人を好きになってはいけないの？

　若い人たちと共に対話し、共にこの場を作り育てていくというプロセスを大切にしていきたいと思っています。
　また、10代の人たちが話しやすいようにと、遠く離れたところからそっと見守ってくださってくれていた大人の暖かい眼差しもあり、安心して対話ができる雰囲気がつくれたと思います。
　参加してくれた皆さん、ありがとうございました！