報告 2025年04月26日更新

【レポート】第36回公開ミーティングを行いました


 今回のユースてつがくカフェでは、2名の若い方々が参加してくれました。新しい年度になり、環境の変化もある中で参加してくれた方々には感謝したいと思います。

 

 さて今回は、中心的な話題として語られたのは「友だち」です。特に、「陽キャ(陽気なキャラクター)」と「陰キャ(陰気なキャラクター)」といった分け方について、議論が重ねられました。

 

「クラスの人間関係に、序列のようなものがある気がしてしまって...」

 

 といったように、友人関係を「陰キャ」と「陽キャ」の二つの軸で捉えてしまうことへの「居心地の悪さ」について語られていきます。そこから、

 

「人間関係は、単純には分けられないのかもしれないですね。そして自分は、どちらでもないと思います。」

 

「ところで...『陽キャ』『陰キャ』といった分け方は、昔からあったのだろうか?」

 

といった話題へと展開していきます。もしかしたら、二つに分けて考えてしまうことで、「居心地の悪さ」を生み出してしまっているのかもしれません。そしてこの発言に触発されるかのように、

 

「人間関係は、単純ではない。」

「簡単には、相手のことはわからない。」

「わからないけれど、理解したいという気持ちもある。」

「相手のことを理解したいという気持ちは、どのようなものなのだろう?」

 

といった対話が重ねられていきます。

 

「『相手のことを知りたい』『相手のことを理解したい』といった気持ちを例えるなら、どのようなものだろう?」

「例えるなら...『障子の穴からのぞいてみたい』といった気持ちかもしれない。ついつい、のぞいてみたくなるというか...」

「ちらっとは見えるけれど、よく目を凝らしてみたり、近づいたりしないとわからないような...そんなかんじかもしれません。」

 

他にも、「理解したい」「知りたい」といった気持ちを、おにぎりに例える発言もありました。「中身は、なんだろう?」と思い、おにぎりを半分に割ってみるように...

 

 今回も、何気なく語られた言葉から、「友だち」「陰キャと陽キャ」「関係性」「理解」「知」といった言葉についての対話が展開され、多様な語りが創出される場となりました。

 ユースてつがくカフェは、10代の方たちが自由闊達に語り合える場をひらいています。10代のみなさんの参加を、お待ちしています。


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