イベント 2025年12月10日更新

小さなゆうわ座 くらしの中で聞く 語る―丸森の語り手 佐藤秀夫さんのこと


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 炉端や寝床で幼な児が聞く昔話に限らず、くらしの中のそこここに、聞き語る姿がありました。子どもは手伝いをしながら、年寄りはお茶飲みしながら、若者は共同作業の合間に... 語りあいの場には、つねに聞く人々の存在がありました。

老年になって「民話の語り手」となった丸森の佐藤秀夫さんは、生家を宿にしていた籠作りのおじいさんから昔話を聞いて育ち、正義感の強い母の言葉に耳をかたむけ、成長してからは仕事の仲間や地域の人々とさまざまな話を聞きあい語りあってきました。

 丸森の土地に生きてきた佐藤秀夫さんの生涯を通して、くらしの中で「聞き 語る」ことについて、みなさんと一緒に考えたいと思います。


イベントチラシ(PDF)



IMG_1922.jpg  佐藤秀夫(さとう ひでお)
  昭和7(1932)年、伊具郡丸森町五福谷の農家に6人兄弟の末子として生まれる。腕白で正義感に燃える少年時代を過ごしたが、兄が戦死したため跡取りとなり若い頃は命がけの山仕事に従事した。その後、工場勤めや眼鏡販売などの仕事をしつつ、地域のために尽力した。
  長年「丸森ざっと昔話の会」の会長を務め、齋理屋敷や老人会、小学校などで語り続けてきた。令和元年の大型台風では地域もろともに被災し、いち早く集団移転した。令和6年12月には、地域の伝承と台風被害をもとに創作された民話人形劇に出演。
  令和7年10月19日逝去。



〔場所・時間など〕
2026年2月15日(日)13:30 - 15:30
せんだいメディアテーク 7f スタジオa
参加無料・申込不要・直接会場へ


〔問い合わせ先〕
せんだいメディアテーク 企画・活動支援室
980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
tel 022-713-4483 email office@smt.city.sendai.jp

主催:みやぎ民話の会「民話 声の図書室」プロジェクトチーム/せんだいメディアテーク







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