2023
03 02
メディアテーク開館
仙台市民図書館開館
2024年05月07日更新
みやぎシネマクラドルの紹介ページ
■会の概要
みやぎシネマクラドルは、宮城県を主な拠点に、映像を通して作り手と市民が繋がり支え合うためのコミュニティとして2015年4月に始まりました。地元にどんな作り手がいてどんな活動をしているのか興味はありませんか?どなたでもお気軽にご参加ください。
■活動内容
当会に所属する作り手たちは普段はそれぞれに活動していますが、コミュニケーションツールや交流会を通して親睦を深めるほか、せんだいメディアテークの事業「メディアスタディーズ」に参加し、「映像サロン」というイベントを年に数回、不定期で開催しています。
映像サロンの主な内容としては、①「あるテーマについて、会員作品の上映を通して参加者が意見を交わし、考えを深めるもの」と、②「会員の制作途上の作品について参加者が意見を出し合い、制作者にフィードバックするもの」と2種類あります。映像を通して参加者が対話し、ともに学び合うための開かれた場を作るのが映像サロンの目的です。
※映像サロンの様子
■代表の言葉(我妻和樹)
さまざまな立場の方が参加するみやぎシネマクラドルですが、当会の立ち上げの背景には、地元で映画を制作している作り手が、お互いの存在を知り、支え合ったり切磋琢磨したりするための環境を宮城に作ることができないかという思いがありました。
立ち上げ以来のメンバーには、ドキュメンタリーを中心に、劇場公開や国際映画祭での受賞の経験のある映画監督、テレビのベテランディレクターなど、映像の世界で活躍する作り手たちが参加しています。活動を続ける中で、アニメーション作家や作曲家など、メンバーも多彩になっていきました。
当会では、そうして活動する作り手たちと、その志や活動を理解し、応援してくれる市民が交流しながら、映像を通して人の生き方や社会について、そして表現のあり方について考えるための場を作っています。また「映画を作りたいけどどうしていいか分からない」「映画を作っているけど作り手同士の交流がない」「映画を作ったものの人に観てもらう機会が無い」といった悩みを抱える人たちが、気軽に情報交換したりするためのコミュニティとしても機能しています。
「cradle」(クレイドル)は邦訳すると「ゆりかご」という意味になります。このプロジェクトを通して地元の作り手の活動を広くたくさんの人に伝えつつ、同時に対話や交流を重ねることで次世代の作り手や宮城の豊かな映像文化を育むことに貢献したい。これが私たちみやぎシネマクラドルの目指すところです。
■参加会員(24名)
名前 |
肩書き・所属等 |
我妻和樹(代表・会計) |
映画作家/ピーストゥリー・プロダクツ |
海子揮一(副代表) |
映画監督/建築家/ブリコルール |
砂子啓子(副代表) |
i-くさのねプロジェクト代表 |
山田徹(副代表) |
映画監督 |
村上浩康(監査) |
映画監督 |
阿部マサ |
仙台市農業サポーター |
岩崎孝正 |
映画監督 |
岡部誠 |
音楽制作/映像制作/アニメーション制作 |
小原啓 |
テレビディレクター(フリー) |
倉澤範子 |
|
鄺知硯 |
東北大学国際文化研究科博士後期課程 |
佐直マコト |
経営者/株式会社草冠フィルム |
佐藤真紀 |
仙台市農業サポーター/映像制作者/作曲家 |
土屋聡 |
美術作家 |
他 |
|
■これまでの活動
・2015年6月13日(土)第1回映像サロン「私にとってのドキュメンタリー」
・2015年9月9日(水)第2回映像サロン「"日常"にドキュメンタリーはどう挑むか?」
・※同日に山田徹監督新作鑑賞会&意見交換会を開催
・2015年12月6日(日)第3回映像サロン「繋がりを見つける/輝きを捉える」
・2016年3月21日(月・祝)第4回映像サロン「イメージの地層~被災地での記録と表現をめぐって~」
・2016年4月14日(木)宍戸大裕監督新作鑑賞会&意見交換会
・2016年7月2日(土)第5回映像サロン「光を求めて~『波伝谷に生きる人びと』で描けなかった個人の物語~」
・2016年10月29日(土)第6回映像サロン「秋の芸術祭!!〜劇映画・ドキュメンタリー・アニメーション・科学映画夢の競演〜」
・2016年12月23日(金・祝)第7回映像サロン「まこっさんワールドへようこそ!~アニメと音楽のページェント~」
・2017年3月27日(月)第8回映像サロン「共同制作のあり方について~土地の人とともに暮らしの記憶を紡ぐこと~」
・2018年1月27日(土)佐藤真紀さんの映像作品についての意見交換会
・2018年9月1日(土)第9回映像サロン「映画祭という試みの場〜観る発見、つくる喜び、広がる世界~」
・2019年2月16日(土)第10回映像サロン「自主制作映画への欲求~テレビから個人の表現へ~」
・2020年3月14日(土)第11回映像サロン「あらゆる場所に映画は宿る~出会いが導くドキュメンタリー映画論~」
・2020年8月29日(土)第12回映像サロン「私が映像を作る理由~その人を知りたいと思う気持ちが映像になる~」
・2020年11月21日(土)第13回映像サロン「人を<支える>ということ~今、震災1年後の映画から考える~」
・2021年2月27日(土)みやぎシネマクラドル震災10年特別上映企画「10年後のまなざし」
・2021年8月7日(土)第14回映像サロン「ドキュメンタリーは生きている~エンドマークのその先に~」
・2022年4月17日(日)第15回映像サロン「映像表現の可能性を考える~山田徹監督新作ラフカットから~」
・2022年7月31日(日)第16回映像サロン「ナチュラル・ヒストリー・フィルムズ~生きる術の記録と世界の測り方~」
・2023年3月19日(日)第17回映像サロン「表現の豊かで幸福なあり方を考える~劇団・烏丸ストロークロックの取り組みから~」
・2023年8月6日(日)第18回映像サロン 『あいまいな喪失』ラフカット上映会~原発事故が顕わにした、ある家父長制家族の物語~」
■当会制作オムニバス映画『10年後のまなざし』
当会では、「震災10年という時間について考える機会を作りたい」との思いから、2021年2月に震災10年特別上映企画「10年後のまなざし」を開催しました。その際、4人の作り手(村上浩康監督、山田徹監督、我妻和樹監督、海子揮一監督)がそれぞれの視点から震災を描いたオムニバス映画『10年後のまなざし』を上映し、シンポジウムを開催しました。
本作はその後2021年10月に開催された第17回山形国際ドキュメンタリー映画祭の「ともにある Cinema with Us 」でも上映されるなど、何度か上映の機会があり、生活協同組合パルシステム東京が2023年3月に公開した復興支援特設サイト「3.11WEEK~被災の記憶と今を知る~」では期間限定で無料配信されました。その際、作品と一緒に配信された4人の監督トークが現在もアーカイブとして視聴できます。
https://www.palsystem-tokyo.coop/report/109947/
映画は自主上映(有料)も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
※『10年後のまなざし』(2021年/80分/ドキュメンタリー)
■連絡先
電話:080-2773-0181(砂子)
メール:m.cinemacradle@gmail.com(我妻)
■フェイスブック
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